こんにちは。
今回は、S様邸のエコキュート設置工事をお送りします。
S様邸の工事は浴室リフォームとエコキュート設置工事だったのですが、ここではエコキュートに焦点を絞り、紹介していきます。
導入として、エコキュートについて軽く説明します。
エコキュートとは、大気熱を利用してお湯を沸かすヒートポンプ式給湯器です。
安価な深夜電力でお湯を沸かすため、光熱費を抑えることができます。
少ないエネルギーで多くのお湯を使える、理想的なものといえます。
理想的なエコキュートですが、欠点に初期費用が高いことがあります。
エコフィールやエコジョーズなど、他の熱源の機器と比較しても割高です。しかし、使用している間の光熱費は安く抑えられますので、長期間の使用になるほどエコキュートは強みが増します。
設置工事に移ります。
左はエコキュートの給排水管、ヒートポンプと貯湯タンクをつなぐ配管です。
この配管は浴室リフォームの際に仕込みが済んでいるものです。
分岐して、あちこちに走っています。
配管の仕込が完了したら、次はエコキュートの設置台をコンクリートで打設します。
型枠を作り、鉄筋を入れて補強します。
鉄筋の先を基礎に差し込むことで、より強度を上げています。
コンクリートを型枠に流し込んで均し、少し間を置いてから仕上げます。
中まで乾いたら、土台の完成です。
続いて、エコキュートを設置していきます。
画面奥にあるのがヒートポンプ、手前にあるのが貯湯タンクです。
画像内では貯湯タンクと配管の接続作業が行われています。
配管の高さを調整し、接続していきます。
配管の接続が完了しました。
貯湯タンクに接続されている配管は、左から、
①出湯配管
②給水管
③ヒートポンプ配管水側(往き)
④ヒートポンプ配管湯側(戻り)
⑤ふろ配管(往き)
⑥ふろ配管(戻り)
⑦排水ホッパー
です。
浴室と台所にリモコンを取り付けた後、試運転を行います。
接続部分から水漏れがないか確認してから、カバーをつけます。
カバーを付けた後が右の写真となります。
以上で、エコキュート設置は完了です。
石油やガスといった他の熱源の給湯機と比較して大柄なエコキュートは、設置場所の制約があります。
しかし、光熱費を安く抑えることができ、快適にお風呂に入っていただける上、環境にも優しい商品です。
給湯器を交換される際には、選択肢のひとつとして検討されてはどうでしょうか?
以上、エコキュート設置工事でした。