今回は浴室リフォームをお送りします(^ц^)ノ
今までの浴室リフォームと少し違って、今回は少し増築して浴室を広げるといった形で施工していきます。そして人気の高いエコキュートの設置もありますので、是非ご覧下さいね。
また、今回の施主様であられます、M様はご高齢の方ですので、身体に負担をかけず、安心して入っていただけるお風呂作りの工夫に重点をおいて、記載させて頂こうかと思います。
まず最初に施工前の様子を・・・
まずは脱衣場です。
脱衣場からトイレに入るようになっていました。その為、脱衣場として使うには、取付けられたカーテンを引いて狭いスペースで脱衣を済ます必要がありました。
浴室です。
昔からご使用になられていた在来のお風呂です。
浴槽も狭くて深い、高齢者の方には危険なお風呂です。
脱衣場にある洗濯機と洗面台です。
向かい合わせに置いてある為、その間には立てるスペースが1人分しかありません。
浴室の外壁部分です。
浴室を少し広げますので、この部分が若干出てくる事になります。
では、早速工事に取り掛かって行こうと思います。まず最初は仮設工事です。
浴室、キッチン、トイレ、どのリフォームでも施工中は仮設を貸し出ししております。
今回は浴室リフォームですので浴室の仮設を設置します。
仮設を設置する場所です。
玄関のとなりにある縁側に密接する形で設置します。
縁側の窓から出入りできるような形になっています。
設置後はこんな感じです。
ブロックで平行になるように慣らし設置しました。
仮設の浴室の大きさは畳1帖分ほどです。
縁側から見た写真です。
脱衣場などはないので、浴室の中かその前で身体を拭いてもらわなければなりません。
浴室の内部はこのようになっています。
シャワー水栓が付いているので軽くシャワーを浴びる事も可能です。浴槽も付いてますが、やはりスペースの問題で狭くて深い浴槽になっています。
大人1人で入るほどのスペースです。
仮設のお風呂が不便に感じられる方には、近場の 入浴施設へ送迎をさせて頂いております。
そこまで行く手段がないと思われている方も安心してください!
また、ご高齢者の方が一人でいかれる場合は、一緒にお風呂を頂いてくることもあります。
ご要望に合わせて対応させて頂きますので、お気軽にお申し付け下さい。
さて、今回はエコキュートの施工についても詳しく掲載させて頂きますね!
エコキュートとは「空気」を上手に利用して、経済的にお湯が沸かせる電気給湯機です。空気を媒体として使うのでエコ商品としても注目されていて、最近では新築のお家に多く採用されています。
従来の給湯器とは違い、火を使わないので高齢者の方やお子さまにも安心して使用して頂けます。また「エコキュート導入補助金制度」という、設置時に手続きをすることで補助金が受け取れる制度もあり、今後も更に需要が増えると思われます。
興味を持たれた方は「エコキュートについて」へどうぞ!解りやすく掲載されていますよ!
では、施工に入って行きたいと思います。
最初に配管工事です。
地面を掘り起こしエコキュートを設置する所まで、給水管を引っ張っていきます。
1本立ち上がって止水バルブが付いているのが給水です。給水に使用した素材は耐衝撃性塩化ビニル管とバルブの付いている部分にはステンレス管になっています。このステンレス管の部分から機器に繋がっていきます。
給湯管もお湯が必要になるところに配管していきます。
白い保温筒で巻いてあるのが給湯管で、配管に使用した素材は銅管です。配管に使用している素材については「配管材料の長所・短所」をご覧下さい。
あと排水管と浴室の浴槽に繋がる部分も配管しておきます。配管が終われば地面をしっかり均して、エコキュートを設置する為の台を打ちます。今回は家廻りの犬走りも一緒に打って行きます。
少し遠巻きですが、奥にある一段高くなっているところが設置台になります。コンクリートを打つとき鉄筋を入れ、更にその鉄筋を基礎に固定して打っています。それをする事により強度が増し丈夫な台となります。十分に台が固まったら、いよいよエコキュートの設置です。先ほど仕込んだ配管を機器に接続していきます。
貯湯タンクの配管は左から…
①出湯配管 ②給水管
③ヒートポンプ配管水側(往き)
④ヒートポンプ配管湯側(戻り)
⑤ふろ配管(往き) ⑥ふろ配管(戻り)
⑦排水ホッパー…となってます(’∀’)