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介護保険を利用した浴室リフォーム2

2016年7月25日 カテゴリー:

介護保険を利用したリフォーム工事の第2回をお送りします。
前回で解体、配管、下地塗りまでが終わりました。第2回では洗い場の基礎を打設し、浴槽の設置をしていきます。

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洗い場側は土を入れ替え、土間コンクリートを打ちます。
養生期間を置いて、浴槽を設置します。

以上で基礎工事は完了です。
次は今回使用する浴槽をご紹介します。

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今回は、タカラのカラーステンレス浴槽を採用しました。
一般にイメージされるような、冷たい色合いの銀色ではなく、色のついた浴槽です。
写真の浴槽はピンクのカラーですが、ブルーで塗装された浴槽もリリースされております。
どちらも目に優しい、淡い風合いで塗装されています。

写真の浴槽は間口90cm、半1方エプロンタイプです。
エプロンとは、浴槽を設置した時に見える飾りのついた側面のことです。1方は1つの面だけにエプロンがついているものを指し、2方エプロンはL型などのように2面がエプロンになったものを指します。

次はタイル貼り工事と配管工事に移ります。


タイル張りつけ工事と配管工事をお送りします。

先に給水湯配管工事からご紹介します。
システムバスの施工時はシステムバスの脚の部分に生まれるスペースに配管を走らせます。しかし、在来工法にそのようなスペースがないため、工法に合わせて柔軟性のあるステンレスの配管材を給水・給湯ともに使用します。
水栓の位置も入浴時に干渉しないよう、右にずらして設置します。洗面器置きの上に取り付けて、吐水口の位置を調整して配管します。

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◎がついているのは、の水栓金具の取り付け位置です。
オレンジ色のキャップの場所が新しい水栓金具の取り付けられる位置です。
石鹸置きの上に取付位置が設定されています。

それが終われば再び左官工事に!
いよいよタイルを貼っていきます。
壁、床ともに浴槽と合わせてピンク色のタイルを採用しました。
今回床に使用するタイルは普通のタイルとは違い、サーモタイルというものを使用しています。
サーモタイルとは従来のタイルより冷たさを感じにくくなっており、浴室に入ったときのヒンヤリ感を軽減してくれるものです!
冬場の寒い時期にお風呂に入るのは辛いですし、
急な温度変化は体にも良くなく、足元の冷たさを軽減させる事で、快適に入って頂けるようになります。
デザインも色々あり、浴室の雰囲気にあわせて選べます!

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排水口も前回と違い大きくとりました。排水トラップ(排水口に流れてきた異物をブロックする、かごのような物です)付きなので、髪の毛などが直接排水管に流れる事がなくなりました。
お掃除も簡単ですよ(’v’)b

左官工事が終わったら、給湯機器の設置工事に。
前回は薪兼用風呂釜だったのですが、ガス給湯器に変更。
採用したのはCHOFUさんのGFK-1616WKAです。
機能は給湯+強制追い炊き+自動お湯張り(オートタイプ)
ボタン1つでのお湯張りはもちろん、追い炊き付きなので保温時間を設定しておくとその間、常に適温で入浴が可能なのですよ(*´∀`*)
今までのようにお湯を止めるために浴室に入らなくて済む為=安全、快適です。
他の燃焼機器に比べ、ガス給湯器は初期費用が安く、お手ごろです。
設置場所もストックヤードの中から、浴室の横に設置する事に。
ガス機器は、特別な処置がしていない場合を除き、囲いのあるところに設置してはいけません。

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設置後です。

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続いて、水栓の取付です!
前回はカランのみのハンドル式水栓でしたが、今回はタッチスイッチ式サーモスタットシャワー水栓が付きます。タッチスイッチとはワンタッチで吐水・止水できるものを言います。
ボタンも大きく設計されているので、高齢者の方には特に操作がしやすいです。
サーモスタットなので温度調整も手元で出来ますし、本体は断熱構造なので熱くなりません。

水栓金具の設置が終わったところで次回に続きます。
次回は施主様、ケアマネージャーさんと相談しつつ、手すりの取り付け位置を決めていきます。